神戸・北野にある「異人館街」と言えば、ご存じない方はいないほど有名ですが、そのスタートは幕末の神戸開港からとなります。
湊近くには外国人居留地が整備され、さらに北野村(当時)を含めた周辺地域もまた外国人と日本人が共に住む雑居地として認められました。六甲山系を控え、海に近いロケーションが外国人の人気を集め、高い水準の異人館が建設されました。
戦争や老朽化により、当時は300軒を超えていた神戸の異人館も大きく減りましたが、NHKの朝ドラをきっかけとして脚光を浴びるようになり、関係者の保全・活用活動によって、今や北野の街全体が神戸を代表する観光スポットとして人気を博しています。
(1980年には、文化財保護法による伝統的建造物保存地区の指定を受けました)。
三宮・元町から神戸の街並みを楽しみながら北野坂をのぼっていくと、異人館街となります。朝ドラで有名な「風見鶏の館」をはじめ、「うろこの家・展望ギャラリー」・「英国館」・「洋館長屋」・「坂の上の異人館」・「北野外国人倶楽部」など見所はたくさんありますが、パワースポットとしてここでご紹介するのは「山手八番館」の「サターンの椅子」です。
山手八番館は、海に向かって張り出した窓が連なるチューダー風の洋館。重厚というより、一風変わったユニークな外観で、館内にはロダンをはじめ、世界的に有名な巨匠たちによる彫刻や西洋版画、仏教美術や東アフリカのマコンデ彫刻などが展示され、不思議な美術空間を形づくっています。
その不思議な空間の一室にあるのが、願い事が叶うといわれている「サターンの椅子」です。サターンというと悪魔か・・と思ってしまいますが、「Satan(サタン)」ではなく「Saturn(サターン)」。ローマ神話の五穀豊穣の神サートゥルヌス(ギリシャ神話ではクロノス)のことだそうです。豊穣をもたらす神の名にちなみ、いつしか「願い事が実り叶う椅子」となったそうです。
部屋には一対の椅子が並び、右側に女性、左側に男性が座るといわれていますが、祈り方には決まりがなく、みなさん自由にお祈りされているそうです。
テレビでも度々紹介され、願い事が叶ったとお礼参りの方々も多く、最近では椅子を待ち受け画面にすると良いことが起こるという口コミも広がって、見逃せない「パワースポット」です!
宝くじファンとしても、宝くじ券を手にして、「当せん祈願」してみてもいいのでは!?もちろん祈ってから買ってもOKです。
散策の後は、お土産を見るのも楽しみのひとつ。異人館や神戸にちなんだグッズは手にとらずにはいられないですね。山手八番館やうろこの家売店にはミニチュアの「サターンの椅子」のチャームもあります。お守りがわりにも!
北野の異人館街は、年々その姿を変えています。山手八番館だけでなく、異人館街全体がパワースポットとして、気を上げてくれる感じがします。
ゆっくり散策して、神戸を満喫してください。宝くじで運試しも!?
みなさまの願いが大きく叶いますように!
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