荒尾市の国道389号線沿いに建つ大きな鳥居。標高56メートルの山頂に「四山神社」(よつやま神社)が鎮座しています。311段の階段を上り切ると、社殿が見えてきます。
神域にある四山古墳は6世紀後半に造られ、虚空蔵(こくんぞ)菩薩が降臨されたと言われています。延久2年(1070年)、菊池氏初代の菊池則隆がお堂を建立しました。その後、加藤清正が再建し、細川家の信仰も厚く、虚空蔵信仰は肥後・築後に広まっていきました。
明治になり、虚空蔵尊の徳に相当する造化の三神をお祀りして四山神社として発足しましたが、変わることなく肥後・築後の「こくんぞさん」として現在まで親しまれ、崇敬されています。
神社脇には、大きな五円玉のオブジェが!
四山神社には「福銭五円」という習わしがあります。神社から福銭を借り受け、神棚や財布におさめておくと望みがかなうといわれていて、参拝者は次の大祭で倍額以上を添えてお返しして、また新しい福銭五円を借りるというものです。
「福銭」に「五円」=ご縁、何とも縁起がいいですね。宝くじファンなら、さっそく参拝してご利益を頂きたいところです!?
五円玉オブジェの真ん中から顔をのぞかせて、望みを通す!インスタ映えも楽しそうです!
毎年2月13日と9月13日に行われる大祭は「こくんぞさん祭り」と呼ばれ、商売繁盛や交通安全・家内安全などの御守札や福銭をいただく参拝者で、夜通し賑わいます。願い叶って五円玉の倍額以上のお返し、してみたいですね!
その他にも、願立祭り・茅の輪くぐりの神事など多くの恒例祭が執り行われます。
四山神社のさらなる魅力は、小高い山頂からのみはらしです。途中、縁起のいい「大吉稲荷神社」にまさに大吉を祈願してから、四方を見渡してみてください。四山から四県(=熊本県・長崎県・佐賀県・福岡県)が見えたら、大きな「気」が宿ってくるようで、パワースポットそのものを感じます。夕景に浮かぶ雲仙もステキです!
魅力あふれる四山神社、ゆっくり参拝、散策して運気を身にまとったら、宝くじで運試しをぜひどうぞ。もちろん先に買ってから参詣してもOKです!