JR吉都線・東高崎駅から徒歩10分程度、宮崎自動車道・高原ICより車で15分程度の地に鎮座する「東霧島神社」。「つまきりしまじんじゃ」と読むそうです。
宮崎と言えば、神話やパワースポットで有名な地域ですが、その中でもこちらはさまざまな伝説のある神社として、古くから多くの人々に崇敬されています。
東霧島神社は霧島六権現の一つで、霧島盆地・諸県地方を代表する山岳信仰の祈りの宮として祀られ、第五第孝昭天皇の御世に創建したと伝えられます。その後、噴火等で焼失・埋没した神殿が再興され、江戸時代には東霧島大権現宮と言われるようになりました。
主祭神は国づくりの神様としてたたえられる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)。国の御守護はもちろん、あらゆる産業の開運・福寿、治病・縁結びなど人々の招福を増す大権現様として、親しまれています。
社内には、数々の伝説、パワースポットがあります。
まずは、「神石」。夫婦のイザナギの命・イザナミの命は様々なものを造られましたが、妻イザナミの命が亡くなった後、イザサギの命は深く悲しみ、その涙が固まったのが「神石」であるといいます。石は3つに切れていますが、これはイザナギの命が腰につけていた「十握の剣」で今後このような災難に人々が遭わないようにと三段に切ったといわれています。「十握の剣」は厄除け・魔除けとして神社の神宝として祀られています。
本殿に上がる階段の横に大きな祠を抱えた、樹齢千年ともいわれる「大クス」がそびえたっています。その迫力と壮大さに思わず手を合わせたくなります。この祠をくぐり、右に3回、左に3回めぐって乳水・龍神水をいただくと安産・厄除け・開運にご利益があるといいます。
鳥居をくぐり、本殿への道筋にあるのが「鬼磐階段(おにいわかいだん)」。この伝説もまた興味深いものがあります。
昔、この地方を治めていた鬼のような豪族が、気品ある娘を嫁にほしいと言ったが、これを拒んだ父親が霧島の神様にお願いしたところ、神様は鬼に「神殿に通じる階段を一夜にして一千個の石を積み上げたなら、願いを叶えるがなし得なかったらこの世を去れ」と難題を突き付けました。ところが夜明けまでに積み上げそうになってしまったので、東の空を明るくし鶏を鳴かせて九百九十九個まで積み上げたところで退散させた伝説があります。
この階段を「鬼磐階段」と言い、振り向かずに心を込め願い事をとなえながら登ると願いが叶うということで「振り向かずの坂」と呼ばれています。
一生懸命念じているうちに登り切ってしまえる・・・ということでしょうか!?
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社殿の奥には、雌雄一対の龍が彫られた立派な柱や扉の昇り降りの龍が霧島神の守護神として存在感を現わしています。
社殿のそばには大きな杉の木がありましたが、残念ながら台風により倒木。でも、龍の形をした枝は昇り龍の姿で残り、今は社殿近くに置かれています。龍は、縁起のよさ・開運を感じさせますね。
いろいろな伝説や縁起をご紹介しましたが、この他にも竜王神水や梵鐘、イザナミ神社、そして年中の神事・祭事など見所はたくさんあります。
これだけのパワースポット、ぜひ一度訪れて大きなご利益を祈願してみてはいかがでしょうか。参拝記念の御朱印ももちろん人気です。
ゆっくりと参拝・散策して開運パワーを身にまとったら、宝くじ売場にも足を運んではいかがでしょうか。
皆さまに大きな福が訪れますように!
都城市高崎町東霧島1560
関連HP:http://tsumakirishimajinjya.com/
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