東武東上線「東松山駅」から徒歩数分、吉見百穴にもほど近い「箭弓稲荷神社」。「やきゅう」と読む稲荷神社で、日本三大稲荷の一つに数えられることもある歴史ある神社です。
ご創建は和銅5年(712年)と伝えられ、源頼信がここ「野久ヶ原」に本陣を張り、野久稲荷神社に戦勝祈願をしたところ、箭(矢)の形をした雲が現れ、その箭は敵を射るかのように飛んでいったそうです。
これに奮い立ち激戦を勝利した頼信は、神に感謝するとともに稲荷神社ご社殿の建て替えを寄進し、野久稲荷を箭弓神社と改めたということです。
以降、その規模の大きさ、ご社殿の荘厳さとご霊験のあらたかさで、多くの方々の信仰を集めています。
ご祭神は「保食神」、そのご利益は五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・開運・芸能向上など多くにわたっています。
鳥居をくぐって本殿に向かうと、その大きさ、荘厳さ、彫刻の見事さに思わず手を合わせてしまいます。境内は広く、参拝を兼ねて散策してみると清々しい気持ちになってきます。パワースポットたる所以です。宝くじもそのご利益にあやかりたいですね!
こちらの神社のユニークさは、何といっても「やきゅう」=「野球」にあります。野球関係者が数多く必勝祈願に訪れ、非常に人気があります。
縁起物も野球にちなんで、絵馬はベース型。だけでなく、バット型もあります!絵馬が奉納されている景色!?はユニークで、見ているだけで楽しいものがあります。
さらにびっくりするのは巨大な「御朱印」。「最も大きな木製スタンプ」として、ギネス世界記録に認定されています。御朱印帳にはちょっと押せません!?が、目にしたらご利益大アップしそうです。
その他にも、7代目市川團十郎が奉納した團十郎稲荷、春に見事な花を咲かせるぼたん園、2本の木がからみあうように寄り添う縁結びの木など、見所も満載です。
ぜひ一度参拝して、大きなパワーを頂いたら、宝くじ売場にも足を運んでみてはいかがでしょうか。