父の意志を継いで戦った楠正行(くすのきまさつら)公を尊崇し地元民が嘆願。明治23年(1890)現在地に勅命が下り創建された神社。
御祭神・楠正行公は鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて、不利を覚悟で南朝側に立って戦った武将、楠正成公の嫡男です。
楠正成公は最後の戦いとなった湊川(現神戸市中央区)に出陣する際、桜井(現大阪府三島郡島本町)で「父の死後は足利の天下となるだろうが、どこまでも正統の天皇をお守りせよ。それが父への孝行となる」と遺言します。これが有名な「桜井の別れ(忠孝両全)」です。
遺言から10日後、楠正成公(父)の壮絶な最期を知り、自決を考えた楠正行公(子供)に母親が思い止まり志を遂げるように説得。母親は、楠正成公同様忠臣を育て上げた賢母として誉れ高く、安産や子育ての神様としてお祀りされている。(楠正行公はその12年後、「四條畷の戦い」で戦死)
【巨龍昇天】
四條畷神社より西へ約1キロの楠正行公が眠る小楠公御墓所に大きなクスノキの巨木が立っています。推定樹齢はなんと600年!(大阪府指定の天然記念物) 案内板には「巨龍昇天のうねりに似た神木」とある通り、南朝の将・楠木正行を象徴するかのような威厳を感じられます。
「忠孝両全」「貞仁両全」などで有名な四條畷神社は、なにわ七幸めぐりの一社で心願成就が叶うといわれる関西でも有名なパワースポットです。
近隣にある四条畷駅前チャンスセンター(宝くじ売場)では「四條畷神社」の御利益か、2021年12月年末ジャンボで3等100万円、2022年2月新春運だめしくじで2等100万円が出てまっせ~!
所在地 : 〒575-0021 大阪府四條畷市南野2丁目18番1号
関連HP : 四条畷神社公式Twitter