人々は昔から日々の幸せを願って神仏に加護を求め、生業(なりわい)を重ねてきました。室町時代から江戸時代にかけていろいろな福の神に祈りをこめた参詣がはやり、現世利益を期待して七福神信仰が発達しました。
一般に七福神は、恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・布袋尊・福禄寿・寿老人であり、「七難即滅、七福即生」と言われています。
七福神は、全国各所に安置されていますが、八千代市では、市内で福神めぐりができたら地域の方に喜ばれ貢献できるのではないかということで、八千代の『八』にあやかって、一般的な七福神に「吉祥天」を加えた「七福より福がある」八千代にふさわしい「八福神」を創設したそうです。
「吉祥天」は五穀豊穣など一切の福徳を司る天尊で、藤原時代以降には毘沙門天の妃とされました。唐服のきれいな姿ですね。「妙光寺」に鎮座しています。
かくして、八千代八福神では、弁天様とあわせて「紅二点」となりました。
「大黒天」はシバ神の化身と言われ、戦闘・財福・冥府の三神の性格を持つそうです。大きな袋と打出の小槌がトレードマーク。財宝・福徳開運にぴったりですね。「妙徳寺」に鎮座しています。
「布袋尊」は、中国では弥勒仏の化身と信じられています。その姿はおおらかさを表現し、堪忍と和合を教えてくれます。見ていると本当に「福」が寄ってきそうです。観音寺に鎮座しています。
「恵比寿」は唯一の日本の神様。イザナギ・イサナギの命二神の間に生まれたとされ漁業・商売繁盛の神として崇敬されています。貞福寺に鎮座しています。
つい、金運財運の神様をご紹介しましたが、その他の神様もそれぞれに福をお持ちで、大きなご利益があると言われています。
市内に点在する八福神をめぐるには、八福神めぐりマップを参考にしてみて下さい。何回かに分けてまわってもいいようです。市内散策を兼ねて、ゆっくり参拝してみてはいかがでしょうか。
各寺院にはスタンプが用意されているので、いつでも気軽にご朱印が押せます。
大きなご利益・福をまとったら、宝くじ売場(チャンスセンター)へぜひどうぞ!
八千代市内には3つのチャンスセンターがあります。
皆さまに大きな「福」が訪れますように!