有明山神社は、安曇野市穂高有明宮城地区に鎮座し、背後に聳える有明山をご神体とします。有明山は山容の美しさから「信濃富士」の別称があり、古代より霊山として信仰の対象となっています。
天の岩戸に御隠れになった天照大神の岩戸を手力雄命(たぢからおのみこと)がこの地に投げ飛ばしたところ、天下が明るくなりやまになったとの伝説が流布され、社伝によると、紀元前3世紀頃に社殿が造営され、後に有明山神社と呼ばれるようになったと伝えられています。
9世紀始め 安曇郡に巣くい悪事を繰り返した八面大王(魏石鬼)を掃討するため、当地に戦勝祈願を行った坂上田村麻呂の、八面大王を討った宝刀が納められたという言い伝えがあるほか、有明山は歌枕の地としても知られ、西行法師、藤原定家、後鳥羽院など名だたる歌人・天皇が詠んでいます。
そして、18世紀には修験道の高僧として知られる宥快が有明山を開山し、本格的な修験の山として整備されましたが、明治の神仏分離令と修験道廃止令により一時荒廃した時期もありましたが、現在では有明山を登拝する前に登山者が安全祈願のために参拝するのが常とされ、信仰の対象となっています。
″安曇野の宝″、神楽殿の天井絵は54名の日本画家により描かれた82枚の板絵作品が何ともゴージャスに組まれています。迫りくる格天井は、これを鑑賞するだけでも有明山神社に参拝する価値があると思えるほど高尚優美です。
石の四角い部分をくぐり抜けると吉運が集まるという「開運・招福の石」。東面には「吾唯足知(われただたるをしる)」(意味:分に安んじて貪らない)、西面には 「吉呼員和(きちよんでかずわす)(意味:喜びを集めて和やかに)と記されています。(くぐりぬける際は怪我のないように気をつけて下さい。)
2021年10月放映の「美しい日本に出会う旅」(BS-TBS)で俳優の高橋一生さんが当神社と開運・招福の石を紹介されました!
この他にも、妙見 里の瀧など多くの見どころがある有明山神社。
有明山登山はしなくとも、是非とも行かねばならない超パワースポットですね!!
◆ 有明山神社 〒399-8301 長野県安曇野市 穂高有明7271
有明山神社への参拝に合わせてこちらの宝くじ売場(チャンスセンター)へ行ってみよう!