金持神社は、「かねもち」ではなく「かもち」と読みますが、この縁起の良い地名は、全国でここにしかありません。かつてこの地は鉄の産地であり、狩山(アサカリ)、野谷山(ノダニ)、平畠山(ヒラバタケ)という三つの鉄山があったことから、「鉄山を持つ村」という意味で「かなもち」と言い、略されて「かもち」になったと言われています。
9世紀初め、出雲国薗妙見宮(現在の長浜神社(出雲市))の神官の次男が、伊勢神宮の遷宮に向けて旅をしていました。この金持の地まで来たときに、「道中安全のため」と袋に入れて持っていた御守神の玉石袋が急に重くなり、どうすることもできすその場において伊勢に急いだそうです。同じ頃、現宮司の祖先である吉郎左衛門に宮づくりをするよう神夢があったことで、この玉石を金持の氏神として崇め奉ったと伝えられています。
金持神社境内には鳥取県銘木100選に指定された香椿(チャンチン…センダン科の薬木)、椹(サワラ)等の樹齢600年以上の木があります。香椿は鳥取県内に1本しかない珍しい木で、先人がたたら製鉄でやけどをしたり、目を傷めたりしたため、やけど薬や目薬として使用するために植えたと言われています。
そのほか、拝殿の中には一見の価値がある美術品も奉納展示されており、見どころ盛りだくさんです。
御守神である玉石が留まったことにより開かれた金持神社。その由緒やご神木である香椿、椹の厳かさはまさにパワースポット!
また、金持は「かねもち」とも読めますので、宝くじファンにとっても必見ですね!(*’▽’
〒689-4512 鳥取県日野郡日野町金持74
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