1540年織田信秀公(織田信長の父)が、織田家の菩提寺として建立、御本尊は十一面観世音菩薩。三英傑の2人、織田信長公、徳川家康公とも縁が深く、家康公は幼少時代織田家に人質だった時代の3年をここ万松寺で過ごしています。また信秀公の葬儀が信長公を喪主として執り行われた際、信長公が葬儀にふさわしくない姿で現れ、いきなり仏前に進むと抹香を大きく手づかみにするなり信秀公の位牌に投げつけた逸話は有名。万松寺ではからくり人形「信長」で再現しており必見です。
金運パワースポット白雪稲荷
かつて万松寺が衰退して財政がひっ迫し非常に困っていた際、白雪稲荷が御小女郎(おこじょうろう)に化け、どこからかお金を用立てして住職に与え万松寺は無事窮状を切り抜けることができました。後日江戸吉原の経営者が遠路はるばる訪れ、「万松寺の稲荷様のおかげとお礼に参りました」と話しました。この話を聞いた住職は「さてはあのお金は白雪稲荷が稼いだものであったか」と納得。後にこの話が世に広まり、商売繁盛、金運招福の祈願を目的とした多くの人々が万松寺に訪れる様になったと伝えられています。
鳥居が続く奥に白雪稲荷が祀られています(画像は万松寺公式サイトより引用)。
もうひとつ金運に縁起良いスポットがこちら白龍。
高さ約8m、水面から飛び出した白い龍が全部で三体顔を出していて、一定時間毎に水と光の演出が行われています。仏法において龍は「守護神」であり、白色は「清浄」を表しています。「金運」と「水」は相性が良く、水神様は龍神様に仮託した形でお祀りすることが多いので龍神様のお使いが白蛇様と言われます。白蛇は金運を招くことから白龍に向かって「当たりますように」と拝んでみては如何でしょうか!?
亀岳林 万松寺 | |
所在地 | 愛知県名古屋市中区大須3-29-12 |
公式HP | https://www.banshoji.or.jp/ |